インストールする前に確認したいフリーフォントの基礎知識

【ウェブフォントを探すなら】
Google Fonts

GoogleFonts

https://www.google.com/fonts

説明は必要ないですね、安心安全のGoogle Fontsです。

オープンソースフォント(後述します)だけを集めているので、基本的に目的を問わず自由に使用することができます。もちろんGoogleのサーバーから呼び出してウェブフォントとして使用することも可能です。

あとGoogleが制作した「Open Sans」「Noto Sans」「Roboto」などのフォントもここに収録されています。

個人的には、「Open Sans」が好きです。

fontsquirrel

FontSquirrel
http://www.fontsquirrel.com/

前述のdafont.comやGoogleFonts、FONTSPRINGなどに登録されたものの中から、商用利用無料なフォントをまとめて掲載しているサイトがこちら(つまりGoogle Fontsのものは全部入ってる)!

フォント販売サイトの「FONTSPRING」と同じところが運営しているので、安心して使うことができます。

人力で利用規約の詳細を確かめているので、利用規約がないもの・怪しいものは入っていません。更新速度はそれほど高くないので、最新のものも含めて探したいときは直接それぞれのサイトを利用しましょう。

 

【最近漢字が使える無料の日本語フォントが増えている理由】

近年、漢字が収録されている商用使用可能かつ無料の日本語フォントが増えましたね。はんなり明朝しかり、うつくし明朝しかり。

これらのフォントの共通点はなにか?
それは、漢字部分にオープンソースフォントを使用していることです。

そもそも、オープンソースフォントとはなにか

まずは、オープンソースとはなにか確認してみましょう。

オープンソース 【 open source 】 オープンソースソフトウェア / OSS / Open Source Software

ソフトウェアの設計図にあたるソースコードを、インターネットなどを通じて無償で公開し、誰でもそのソフトウェアの改良、再配布が行えるようにすること。また、そのようなソフトウェア。

引用元:IT用語辞典
http://e-words.jp/w/E382AAE383BCE38397E383B3E382BDE383BCE382B9.html

つまり簡単に言うとオープンソースフォントとは、フォントを作成・編集するためのファイルが公開されていて、以下のことが明言されているフォントのことです。

  • 無料でファイル(ソース)を入手できるよ
  • 自由に改変・再配布していいよ
  • 自由に使用していいよ

上記に当てはまるのは、厳密には「オープンソースライセンス」と「フリーソフトウェアライセンス」があり、またそれぞれにいくつかの種類があるようなのですが、細かいことはWikipediaのリンク張っておいたんでそちらを読んでください!

そしてこれから紹介するフォントの3つの内2つは、派生のフォントは再配布時にライセンスを追加してはいけないと利用規約で決められています。

これはオープンソースライセンスの「再配布において追加ライセンスを必要としないこと」という定義要件や、フリーソフトウェアライセンスのコピーレフトの概念によるものです。

ざっくり言うと、例えばオープンソースフォントの漢字と自作のひらがなを合成して制作されたフォントでも、ひらがなの制作者が勝手に有料フォントにして利益を得たり、著作表示記載必須にするなど、ライセンスを変更することができないわけです。
つまり、なんで漢字が使える無料の日本語フォントが増えてるかというと・・・。

  • 漢字がたくさん収録されているオープンソースフォントが公開された
  • それを使って新しいフォントを開発する人が増えた

からなんですね! オープンソースバンザイ!

主なオープンソース系日本語フォント

喜んだところで、現在公開されている日本語の主なオープンソースフォントをまとめてご紹介しましょう。

IPAexフォント/IPAフォント

sample_ipa-min

sample_ipa_gos
http://ipafont.ipa.go.jp/

IPA(情報処理推進機構)という法人が配布している、おそらく現時点では一番派生フォントが多い日本語オープンソースフォント。
デザイナーが作成した仮名や英数字に、IPAフォントで漢字を補うという使われ方が最も多いと思います。ゴシック体と明朝体、両方用意されています。

IPAフォントを使用している派生フォント

源ノ角ゴシック

sample_noto
https://store1.adobe.com/cfusion/store/html/?store=OLS-JP&event=displayFontPackage&code=1967

2014年の夏にリリースされた新しいオープンソースフォントで、英語での名前は「Source Han Sans」。AdobeがGoogleと共同開発したフォントです。名前の通り、ゴシック体のみのフォント。

Googleでは、NatoSansという名前のさまざまな言語に対応できるフォントを作るプロジェクトを行っていて、こちらでは「Noto Sans CJK」という名称で配布されています。

ウェイトの名前が違ったりしますが、中身は一緒です。源ノ角ゴシックの方が名前としては浸透しているのでこちらで呼ぶことにしますね。

源ノ角ゴシックを使用している派生フォント

M+ FONTS

sample_m-plus
http://mplus-fonts.sourceforge.jp/mplus-outline-fonts/index.html

デザイナーの森下浩司さんが制作したフォント。
厳密に言うとオープンソースライセンスじゃないんだけど、「SourceForge.JP」で公開してるから“オープンソース系”ってことでよくないですかね? ダメ?

こちらもゴシック体のみですが、文字の形がとてもきれいで、正方形に収まる丸っぽいフォルムが特徴的です。設計の違う2種類の仮名と、仮名に合わせることを前提に作られた4種類の英数字が用意されています。

実は現在公開されているのは「公開試験版」、よく言うところのβ版で、漢字は随時開発中だそう。そのため、今回紹介する3つの中では一番漢字の収録数が少なく、派生フォントではIPAゴシックの漢字と合わせているものが多いです。

M+ FONTSを使用している派生フォント

オープンソースの日本語フォントを使おう!

デザイナーなら、一度は本文をウェブフォントで表示させるサイトを作ってみたいと思ったことがあるでしょう。あるでしょ?
しかし、ウェブフォントとして使うということは、フォントファイルをインターネット上にアップしないといけないわけです。
フォントファイルをインターネット上にアップロードすることは、多くのフォントの規約で禁止されていて、例えばモリサワパスポートの契約をしていてフォントファイルが手元にあるから勝手にアップしてサイトの本文に使おう!ということはできません。

その点、オープンソースフォントは使用する用途に制限がないので、自由にウェブフォントとして活用することができます。サブセット化などの軽量化対策は必要だと思いますが、IPAフォントや源ノ角ゴシックであれば、日常的な文章なら表示できない漢字もありません。
ついでに、スマホサイトで使えばBoldが表示されない!なんてこともなくなるわけです。

まだちょっとだけハードルの高い「本文がウェブフォント」なデザイン、オープンソースフォントで挑戦してみてはいかがでしょう。
最後にオープンソースフォントを本文に使用しているサイトを紹介したいと思います。

USIO DESIGN PROJECT

usiodesignproject
http://usioproject.com/

使用フォント : フロップデザインフォント+ http://www.flopdesign.com/freefont/flopdesignfont.html

【転載】インストールする前に確認したいフリーフォントの基礎知識 2015年2月情報
 http://liginc.co.jp/web/design/font/145827
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